ダイエット ゼニカル

ゼニカルとビタミンの関係

ゼニカルの副作用で最も気をつけなければならいないことが「ビタミン不足」です。
ゼニカルは脂肪の吸収を抑制するはたらきを持っているので、
ビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンまで一緒に体外に排出されてしまうおそれがあります。

 

ビタミンA・D・E・Kの4種類は脂溶性、つまり脂質に溶けて吸収されてしまいます。
ビタミンB群、C、葉酸、ナイアシンなどの水溶性ビタミンは問題ないのですが脂溶性ビタミンについては、
ビタミン剤などを服用することで不足分を補うようにしましょう。

 

また、脂と一緒に吸収されるはずのビタミンAやDが不足することで、
肌がカサカサになったりするので魚や野菜などを摂取し補う必要があります。
ビタミン不足による症状として、最もよく知られているのは、脚気(かっけ)という多発神経炎です。
ビタミンが不足することで糖質をエネルギーに変えることができずに起こる病気で、
明治時代には1年に1万人もの死亡者が出て、恐れられました。

 

また、『壊血病(かいけつびょう)』も有名です。
他にも、『ペラグラ』『くる病』『悪性貧血』などがあり、これらを《5大ビタミン欠乏症》といいます。